耳穴型オーダーメード補聴器の利点はやはり、汗による故障リスクを下げられる。
そしてなんと言ってもマスク・メガネとの干渉がない事。
快適にストレスフリーに生活したいですね。

しかし、初めての人には自分の声のこもり感や、その他圧迫感を生じさせることもあります。

本日は、80代女性初めての補聴器です。
最近テレビの音量が大きいと家族に指摘されると。
お話を伺い、お耳を拝見したところ耳垢のようなものが多量に詰まっていたので耳鼻科の受診をご案
内しました。


※認定補聴器専門店は耳鼻科との連携も認定条件のうちの一つになっています。

耳鼻科で診察・検査をしてもらった上で、補聴器を作成。

仮合わせ。

初めは誰でも違和感を感じるものです。数週間で慣れることが多いですが、どうしても慣れきらない課題には対処をしていきます。

今回は入れた時の圧迫感。そこまでキツめピッタリにはなっていないので原因を見つけるまで時間がかかりましたが。こちらでした。

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対珠と呼ばれる部分が張り出していて補聴器の表面に触れています
。おそらくここが原因でしょう。削ってみます。

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このような道具を使用します。これらも認定補聴器専門店なら用意があります。

最後の仕上げ耳の中に入った部分の微調整は現場での手作業です。
別のオーダーメードだからと余分に金額が高くなることはしていません。
オーダーメードだからこそ微に入り細を穿つです。

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写真画像と照らし合わせて削り込んでいきます。

出来上がりはぴったりです。付けてみたらスッキリ。
原因は対珠が表面に触れていたことでした。
耳穴型は身体の一部にまで成り得る愛着の湧きやすい補聴器です。

快適に永く使っていただきたいです。