ネットを見て、本を読んで、チラシを確認して。
情報はたくさん収集できたけれど、どうも周りの人たちの話によるとうまくいっていない人が多いような気がする

補聴器選び難しいですよね。

そうなんです。この段階では、「まだ」難しいんです。
理由は、ある情報が欠けているからです。
それは「自分の耳・聴力について」。

みなさん、補聴器について相当詳しいです。
しかし自分の聴力については詳しいですか?

外の情報と内の情報、両方そろえて確認すれば、
自分の中で、「できること」と「できないこと」がわかりやすくなるので
納得感のある補聴器選びができると思います。

70代男性。
こちらの聴力なかなか、お悩みが複雑な印象です。
低音域が良いだけに自分の中で「聴こえないわけではない」という
思いが強いケースが多いです。
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ひとまず補聴器の調整はこのような感じ。
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苦手な高音域をしっかり補聴、よく聞こえるようになってほしいですね!

と、言いたところなのですが。

聴力に対しては必要な音量のように見えますが、
初めて補聴器を装用する人に、この音量は刺激が強すぎそうです。
高音は聞こえないと言葉がはっきりしないのですが、聴こえると今度は響きやすい。

「雑音ばっかりで聴こえん!」と言って箪笥の肥やしになってしまう寸前です。

と、言うわわけでひとまずこれくらいにしてみました。
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今度は、「なんだ高い割には対して聴こえん」となりそうですね。

ここからが専門家の登場です。
補聴器の効果測定結果です。
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下の線が補聴器なしの結果で、上の線が補聴器ありの結果です。

ほどほど、テレビの音量が普段よりは下がるくらいの改善具合かと思われます。
大事なポイントは自分の聴こえと補聴器の調整具合の進捗を確認することです。

補聴器つけた場合でも、右下がぐぐーっと下がっています。
この高い周波数帯の補聴が不十分であることがわかります。

今は不十分でも、これから少しずつ上げていく計画であることを知ってください。
それができれば、先にあげた2つの「不満」は「課題」に代わり、
補聴器の「お試し」は「計画」に変わります。
それができれば、あとは自分の聴覚と補聴器の性能限界まで引き上げていくだけです。

一緒に補聴器の調整計画を立ててみませんか?
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