補聴効果は個人差が大きいものですが。
大きく効果を得られた時には自信を回復して差し上げたいとも思います。

1例をご紹介。右耳にはすでに補聴器を使用されていて、
さらに聞こえの改善を期待しての反対側、左耳への装用相談でした。

60代女性、語音明瞭度は85dBで80%。右耳の補聴器だけでは心許ない。とくに最近はマスクやビニールカーテンで聞こえなくて聞こえなくて、、、。
左耳にも補聴器を作ってもっと良く聞こえたい。

お作りした補聴器は小型耳穴型(CICタイプ)、
マスクもメガネも干渉しない体の一部にまでなれるスタイルです。


そして、新しく作った補聴器の調整内容。
グラフは音量の増幅量を表しています。
51971_CIC


次に言葉の聞き取りの正しさ。
51971_FG
▲:補聴器装用の聞こえ
△:なしの聞こえ

イメージとしては、補聴器なしで非常に大きな声で聞いて8割程度の聞き取りの正しさ
といった感じです。
※お伝えしやすいように詳細は割愛しております。

上のグラフの黒三角の値が、左耳に追加した補聴器での聴き取りの測定結果。
非常に良いスコアです。会話音量程度で8割以上まで改善しています。

ここからが大事なことだと思っています。

マスクをして、アクリル板があって聞こえにくい。
聴力に自信のない人は、私だけ聞こえないのかもしれない。
思いこんで落ち込んでしまう人が多いです。

補聴器をつけてこれだけ聞こえが改善したなら、是非!
「私が聞こえなければ、むしろ周りの人も聞こえにくいはず!」と思って自信を持ってほしい。
今日も自信を回復して差し上げられるよう、仕事をがんばります。