補聴器には調整が必要です。
一体、自分の補聴器の調整はどういう状態なのか知りたくないですか?

補聴器の効果を測定しながら調整を継続していきます。

調整:受け入れられる音量や音声情報の量は、補聴器の性能と共に、自身の脳の力も一つの限界です。自分の限界まで補聴器の調整を指定行きます。

意欲:数年間聴いてこなかった音を耳から入れると、脳が違和感を感じます。一つ一つの環境音や雑音を脳が思い出して自然に聞き流せる様になるには、補聴器の性能、調整の計画性、「本人の意欲」が大事です。意欲を引き出して支えていくのも私たちの役割です。

性能:補聴器は高いです。高いほど良く聞こえるなら、いくらでもという方もいらっしゃいますが、そうはなりません。高ければ良いとは限りません。
しかし、高性能な補聴器ほど雑音も少なくなりますし、細かい調整、楽なボリュームアップが可能で。

計画:5~10年聞こえにくい生活を続けてきたものを補聴器一つ、1,2週間ですべて解決しようというのは無理な話です。調整の計画をお客様と技能者で共有することで「買ったはいいけど使っていない」を解決します。

測定:計画通りすすでいるか、聞こえは徐々に上がっているかを確かめる唯一の手段が、補聴効果の測定です。テレビのボリュームは、その日の調子をみることはできますが、チャンネルや番組によって音量が違うので正確ではありません。補聴器販売店でしっかり確かめましょう。自分の耳と補聴器の状態を知ることができます。

この機械で「補聴器をつけた時の聞こえや聞き取り」=「補聴器の効果」を測定します。
Aulical
これが測定結果、データを観察しながら調整の計画をたてて、進捗を確認します。
一緒に聴こえる補聴器を作りましょう。
FFonAulical

調整や計画の詳細はまた次回。お楽しみにしていただけると幸いです。